古谷野研の教育方針

 

 材料系研究室の最も重要な責務は、学生さんに我が国の材料メーカーや研究機関で活躍できる能力をつけて社会に送り出すことであると考えています。簡潔に言えば、材料メーカーが欲しがる人材の育成です。面接担当者に“仕事を任せられると評価される学生”に育てるため、以下のポリシーで運営しています。

 

 

1)規則正しい生活を送り、毎朝きちんと登校し、ちゃんと挨拶できるようにする。

小中学校・高校では当たり前だったのに大学生になって生活がゆるんでいませんか? 規律を守る姿勢を社会に出る前に身につけましょう。

 

2)いろんな人と話ができるようにする。

様々なバックグラウンドを持つ人たちに自分の意見を正しく理解して貰える説明能力を付ける。就活の面接で意味がわかると思います。

 

3)逃げない。

言い訳ばかりで頑張らない、逃げ癖がついた学生を採用したら、上司や同僚はとても困るでしょうね。逃げることなく自分で自分を鍛えながら日々を過ごしていれば、他の人が持っていない”自分の武器”が手に入るでしょう。

 

4)常に「すこし上」を心がける。

やる気に満ちた優秀な学生が集まっていることで知られている金研究室のセミナー(毎週月曜18:10〜)に参加して、2ヶ月半に1回程度の頻度で研究の進捗状況報告をやっていただきます。金研究室はチタン合金を扱っていますが、実験手法、解析手法、議論の進め方について近い関係にあるので、彼らから学び、同じレベルに到達することを目指します。彼らの影響を受けて古谷野研もチタン合金の仕事を始めました。

 

5)やることを見つけられるようにする。

研究室に入ると、先生と先輩は忙しそうだが自分は暇だと気がつくでしょう。それは、先生や先輩と違って、自分がいま何をするべきかが見えていないこと、そして、自分がここで何かをする能力を持っていないことを意味しています。自分の能力が上がるほど忙しくなります。のんびり遊んでいられることと、能力が足りないことがイコールであことに早く気づいて欲しい。

 

6)本気でやる。

金属の研究はデータの量が勝負です。それは(作業時間)×(効率)に比例するのでどれだけ頑張れるかが問われます。週末と祝日は自由ですが、平日のアルバイトは避けてください(早朝は可)。授業、勉強、実験、部活で大学に居る時間は平日10時間を目安とします。

 

自分の人生は、額に汗して自分で拓く。